【初心者】介護施設のQC(キューシー)活動って何?
QC(キューシー)が何かご存知でしょうか?
介護施設だけでなく様々な企業で行われています。
今回は企業にはなくてはならないQC活動をご紹介します。
内容が多くなったので3回に分けています。
第1回は「介護施設のQC(キューシー)活動って何?」です。
初めてのQC活動でも安心してください。
記事を読んで一緒にQC活動を学びましょう。
QC(キューシー)って何?
Quality Control
この頭文字を取ってQCと呼ばれています。
日本語では品質管理と呼びます。
「品質管理は、顧客に提供する商品およびサービスの品質を向上するための、企業の一連の活動体系。」(wikiより)
このため、日々進化を続ける介護には必要不可欠となっています。
品質管理の対象は、
・サービスの質
・コストの質
・納期(量)の質
・生み出す職場の質(安心・モラル・環境)
これらの全てが該当します。
品質とはお客様が評価をするものであり、介護ではケアの最終評価はお客様である利用者さんが判断します。
そのため、利用者さんに喜んで頂くケアをしなければなりません。(お客様指向)
介護での品質=仕事の結果は必ずばらついてしまいます。
それを認識し、ばらつきが許される範囲内に押さえる仕事のやり方が大切です。
QC的なものの見方・考え方
①お客様指向
②事実に基づく管理
③管理のサイクル(PDCAサイクル)
④重点指向
⑤プロセスの管理
⑥標準化(アウトプットして守っていくべきこと)
これら6点すべてを考えていく必要があります。
管理のサイクル(PDCAサイクル)
PDCAサイクルは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つとされています。
Plan(計画)
目的、管理項目、管理水準、そして実行手順(作業標準)などを決める
Do(実行)
教育訓練を行う。実行手順通りに実行する。
Check(評価)
管理水準は達成されたか。他に不具合を与えていないか。
Act(改善)
応急対策と再発防止策を区別して処置。(作業標準類の改訂など)
この4段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善することです。
そしてもう一つ、SDCAサイクルも必要となります。
SDCAサイクルでは、先ほどのPlanがStandardize(標準化)に置き換わったものです。
Standardize(標準化)
誰でもいつでも同じ方法で作業や業務を行うことが出来る仕組みをつくる。
標準化によって成果を定着させるためのサイクルです。
維持管理において、改善した内容が定着するように、SDCAサイクルで標準化を行い、良いプロセスを維持管理するというような位置付けで継続的な改善を行っていくことが大切です。
まとめ
以上で「介護施設のQC(キューシー)活動って何?」をおわります。
続きは次回にします。
職場で一度改善したことが再び悪化していることはありませんか?
維持管理を徹底し、更なる向上を目指していきましょう。
本日も長々と読んで頂きありがとうございました!
第2回の記事
第3回の記事
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