第8回:閲覧注意!介護施設で起きた死につながる虐待

本当にあった虐待の怖い話 第8回

今回は、

第8回:閲覧注意!介護施設で起きた死につながる虐待

をご紹介します。

 

※第1回を知らない方は先にこちらからどうぞ!

 

それでは、どうぞご覧ください。

 

 

個人を特定される恐れがありますので、一部改変し短いストーリーにしてご紹介します。

気分を悪くされる場合もありますので、閲覧する自信のある方だけご覧ください。

 

閲覧注意!介護施設で起きた死につながる虐待

僕の偏見ですが、恐怖度を★(怖くない)~★★★(怖い)の3段階で評価しましたので、怖いのは無理!見れない!という方は参考にしてください。

 

今回ご紹介するお話は、「shut up」、「車いすの間違った使い方」の2つです。

 

【恐怖度:★★☆】19話 shut up

shut up

○○さん(私)、うちの施設うるさい利用者さん最近多くないっすか?

 

そう声を掛けてきたのは介護士2年目のAさん。

私は介護士3年目なので、Aさんの1つ上の先輩になる。

 

確かに、最近利用者さんの認知症が進んでいて奇声を発することが多いけど、それも職員の対応が良くないことが理由だったりするしな。)なんて考えていると、Aさんに呼ばれた。

 

「○○さん(私)には特別にいいこと教えるんでちょっと来てください。」

 

言われるがままついていくと、Aさんがレビー小体型認知症の利用者さんの居室へ入った。

 

利用者さんがいきなり居室に入ったAさんに驚いたのか「わー!わー!」と叫び始めたのだが、Aさんは、

 

「こういう時はこうすると良いんですよ。」

 

と言って、利用者さんの頭に布団を被せて抑えつけた

 

「布団を被せた状態で押さえて、静かになったらこれで終わりっす。この方法だと黙るのめっちゃ早くないっすか?」

 

この後、Aさんが殺人犯になる前にリーダーへ報告した。

 

 

これも自分が何をしているのか分かっていないことが原因です。

自分の行動を客観的に見ることができればこの虐待は起きなかったのではないでしょうか。

 

対処法を思いついたら他の職員と話し合い、GOサインが出てから実行しましょう。

 

【恐怖度:★★★】20話 車いすの間違った使い方

車いすの間違った使い方

車いすの使い方、あなたは間違っていませんか?

まさか、利用者さんを乗せたまま走ってなんかいませんよね。

 

ある朝、施設で大きな悲鳴が上がりました。 

 

フロアリーダーの私は居室で排泄介助を行っていたのですが、施設全体に響き渡る声が聞こえたので何事かと思い、排泄介助を終えるとすぐに駆け付けました。

 

既に看護士と他の職員が集まっていて、悲鳴の先には下半身が血まみれになった利用者のBさんが車いすに座っており、車いすを押していた介護士のCさんが申し訳なさそうに立っていました。

 

車いすを押していた介護士のCさんに何があったか訳を聞くと、Bさんの入浴介助のため浴室へ連れて行く途中、時間が押していたので車いすを走りながら押していたようです。

 

私は車いすを走りながら押すのは禁止だとフロア職員に何度も伝えていましたが、私が見ていないところでは日常的に行われていました。

 

今回、Bさんは浴室へ向かう前、傾眠が強かったようで車いすのフットレストをした状態で、車いすにほぼ強制的に座らせて浴室へ連れて行ったそうです。

 

連れて行く最中、傾眠中のBさんは身体に力が入っておらず、スピードの出ている車いすのフットレストから足が滑り落ち、フットレストと床の間に足が挟まって、足のスネの骨がボキッと折れて骨が飛び出してしまった、というのが事の顛末でした。

 

Bさんはすぐに入院し、二度とこの施設に戻ることはありませんでした。

 

 

車いすで走るのはあまり悪いことだと思われてないのではないでしょうか。

悪いことをしている感覚がほとんどない気持ちは分かります。

 

ですが、実際にこのような事件が起きています。

高齢者は足が悪くなると著しく身体能力が低下します。

 

施設ではいつ何時でも走らないことを肝に銘じ、利用者さんの施設生活を安全にサポートしましょう。

 

まとめ

これにて「第8回:閲覧注意!介護施設で起きた死につながる虐待」はおわりです!

 

今回は痛い系の話になりましたが、読んでいただけたでしょうか^^;

想像するだけで辛いですね・・・。

 

二度とこんなことが起こさないようにしましょう。

将来介護を受けるであろう自分のためにも。

 

 

今回も長々と読んでいただきありがとうございました。

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