【最新版】新型コロナウイルスを介護施設はどのように対策しているの?

コロナ

2021年1月現在、新型コロナウイルスが日本中に広がって、各都道府県で緊急事態宣言が出ています。

その中で、介護施設には常に一定人数が集まり、職員の出入りが多い現場となっているため、ソーシャルディスタンスも取れず新型コロナウイルスの感染リスクは避けられない厳しい環境になっています。

そこで、新型コロナウイルスを介護施設は一体どのように対策しているのかをお伝えします。

※介護施設の方針や都道府県ごとの新型コロナウイルスの感染者数によって対策は異なるのであくまで僕が知っている一例をご紹介します。

新型コロナウイルスへの対策

1.施設内に持ち込まない

まず、急に介護施設内で新型コロナウイルスに感染することはありません。

もし感染者が出てしまった場合、考えられるのは外部からウイルスを持ち込んだ場合です。

外部からウイルスを持ち込むというのは、大きく分けて介護士や看護士などの職員が持ち込む場合と利用者さんのご家族が持ち込む場合の2パターンがあります。

前者の対策として、職員が介護施設に到着してから仕事に入るまでの流れをご紹介します。

 

  1. 施設入り口で手指消毒
  2. 手洗い、うがいの徹底
  3. 体温のチェック
  4. マスク、手袋の着用(+エプロンの着用が義務付けられているところもあります)

 

新型コロナウイルスがまん延するまでは、ほとんどの施設では手指消毒のみの1ステップしか行われていませんでしたが、今では4ステップで徹底した対策が行われています。

そんな中でマスクの着用については議論が上がっており、利用者さんが職員の表情を読み取れないのでマスクは外したほうがいいとも言われております。

ですが、今のご時世なのでご家族が安心して親族を任せたいという理由からマスクを着用するようにしている施設が大半を占めています。

後者の対策としては、手洗いうがいを除いた3ステップを実施して対策を行っています。

 

2.利用者さんの健康管理

利用者さんの健康管理がより強化しています。

食事や水分の摂取はもちろんですが、ご家族の来訪が減ったことで、毎日の会話やコミュニケーションを増やす取り組みが進んでいます。

毎日の会話やコミュニケーションが減ると、気分が落ち込んで認知症が進行してしまったりうつ症状が出てしまう方が増えます。

そこで、これまでになかった取り組みとして、ご家族の方とのオンラインによる通話やテレビ電話ができるようになっています。

僕的には、新型コロナウイルスが収束していったとしてもこのサービスは続けていったほうがいいんじゃないかなと思っています。

ご家族の方が介護施設から遠くに住んでいてなかなか会う機会がない場合、これまではお盆休みや正月休みにしか来訪されないという方がほとんどでしたが、電話やテレビ電話であればすぐに連絡することができるので今後の新しい介護のモデルになるのではないかと思います。

また、新型コロナウイルスに負けないぞ!ということで、身体の免疫力を高めるためにいろいろと新しい体操が導入されています。

ニュースで介護施設が取り上げられる際によく目にする方も多いのではないでしょうか。

これは厚生労働省で取り上げられていますので参考までにご覧下さい。

新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者の皆さまへ) – 全国の体操動画やリーフレットの紹介

 

3.プライベートの管理

現在職員側で徹底されているのが、プライベート時に三密(さんみつ)を避け、不用意な外出を避けるということです。

三密を避けるというのは、今では誰もが気を付けていると思いますが、それ以外にも新型コロナウイルスの感染が拡大している都市部やレジャー施設に行かないよう指導されています。

余談ですが、ここ最近になり新型コロナウイルスの影響で介護職へ転職する人がかなり増えています。

これは失業者の方が増加したことで、人手不足の介護現場へ人が流れているという背景があるのですが、人手不足解消という嬉しい一面がある裏に、介護に対して意識が低い人が増えていることも事実です。

SNSを見ると、介護士になりましたという方が飲み会に行って写真を載せている投稿を少なからず見かけます。

普段の生活が制限され、プライベートでも仕事のことを意識しないといけないのはストレスになると思いますが、利用者さんのことを最優先に考えて自分自身も無理のない生活ができるように行動していかなければなりません。

まだまだ、プライベートの管理については施設も一緒に対策を考えていかなければならないことなのかなと思います。

 

まとめ

新型コロナウイルスが発見されてからまだ日が浅く、施設側も手探り状態なのが現状かなと思っています。

しかし、施設での対策は新型コロナウイルス発見当初に比べて格段に良いものとなっていますので、親族の方も特段心配する必要はないと思います。

むしろ、新型コロナウイルスの感染リスクを気にしながら電車通勤やバス通勤、はたまた都市部での仕事をして自分の手で両親を介護するよりも、プライベートから感染対策を意識している介護施設の職員さんたちに任せている方がよっぽど感染リスクは少ないと思いますのでご安心ください。

また、施設内には基本的に看護職員もいるので、コロナ感染の疑いがあればすぐに対応できるのも安心と言えます。

 

以上で【最新版】新型コロナウイルスを介護施設はどうやって対策しているの?知っておきたい施設の現状の紹介を終わります。

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