【介護】失禁する主な原因2つと予防/対策
僕は介護士として3年間働いていましたが、一番考えながら介助しているのは更衣と排泄です。
更衣についてはまたいずれお話しますが、排泄介助で困ったことはありませんか?
全介助の体が大きな利用者さんだと介助する時に腰を痛めますよね。という話もそうなんですが、僕は失禁を一番の課題として取り組んでいます!
失禁すると・・・
- 利用者さんの更衣
- シーツ交換
この二つは確定で行わないといけません。
拘縮や片麻痺、全身麻痺の利用者さんならもう大変!
身体的に大変なのもそうですが、時間もかなりロスしてしまいますし、下手したら褥瘡の原因や褥瘡の悪化に繋がってしまい失禁は悪いこと尽くしです。
そこで、「失禁する主な原因2つと予防/対策」をご紹介します。
失禁の原因と対策
失禁の原因1:すきま漏れ
多くの失禁の原因はすきま漏れです。
すきま漏れは大体2パターンあり、ほとんどの場合はおむつが上手くあたっていないことですきまから尿が漏れてしまうケースです。
排泄介助の時に失禁しているのにパット内にほとんど排尿がみられなかったらこのパターンです。
介護を始めた時はどうして真っすぐパットをあてているのに失禁するのかずっと悩んでいました(本当にすっごい悩んでました笑)。
ダメ元と思い何度か外部研修でおむつの当て方講座を受けたんですが、教えてもらった方法で驚くほど失禁が減りました!
パットをあてる際、必ずギャザーを立てる。
たったこれだけです。
パットを真っすぐあててるのに失禁ばっかり!どうして!と思っている方はこの方法で失禁は減ります。
もう1つのすきま漏れのパターンは、痩せている利用者さんの場合です。
痩せている場合、股関節辺りにどうしてもすきまが出来てしまい利用者さんが横を向いている時にどうしても失禁してしまうんですよ。
かといって仰向けに寝てもらってると褥瘡の原因になるしどうしたらいいの!もう!
と思っていた時がありました。
この場合、テープ止めタイプのおむつを使うか尿吸収シート?正式な呼称がわかりませんが両面吸収できるタイプのパッドですきまをなくすことでかなりの失禁が減ります。
失禁の原因2:尿量が多い
次に多い原因が尿量が多い(尿量オーバー)です。
排泄介助をしてパッドがパンパンになっていて失禁してたらこのパターンです。
恐らく使っているおむつが合っていないので、尿測を行って下さい。
何時に尿が多い・少ないを確認し、その時間帯の尿量に合わせたおむつを使用しましょう。
また、排泄頻度を増やすとより失禁を減らせます。
他施設や病院から新規の利用者さんが入所される時に、事前情報を受け取るのですが大体排泄時間や尿量、使っていたパッドが違っているんですよね笑
小さいパッドって聞いていたのに実際は一番大きいパッドでもギリギリ・・・
本当に前のところは尿測を行っていたのか疑問です。
まとめ
他にも失禁が起きる原因はありますが、今回は最も多い失禁パターンについて紹介させて頂きました。
僕は本当に失禁で時間をロスするのが嫌だったので常に失禁が起きると原因を考えていました。
失禁が起きたら必ず原因があります。
その原因を掘り下げて考えることで対策することが出来ると思いますので、
「なんで失禁するの!もう!」
と、ただ感情的になっていらついたり悲しむんじゃなく、失禁を減らすようにしていきましょう。
利用者さんは僕たちが頼りですからね!お互い笑顔になりましょう(^^♪
長々と読んで頂きありがとうございました!