【介護施設】原因はこれだ!誤嚥性肺炎の知識と予防
あなたは「誤嚥性肺炎」を知っていますか?
僕は肺炎なら聞いたことがありましたが(症状まではよく知りません笑)、誤嚥性肺炎は介護施設で働き始めてから知りました。
名前の通りですが、誤嚥によって起きる肺炎です。
僕の祖母はこの誤嚥性肺炎が原因で去年に亡くなりました。
今では正しいケアをもっと早く知っていたら僕が助けてあげられたんじゃないかと後悔ばかりが残っています。
祖母は家で看取ったのですが、在宅ケア・介護施設でも誤嚥性肺炎は気を付けなければならない病気のひとつです。
しっかりと知識を付けて正しいケアを行いましょう。
それでは「原因はこれだ!誤嚥性肺炎の知識と予防」をご覧ください。
誤嚥性肺炎を知ろう
原因
嚥下機能障害により通常食道を通るはずの唾液や食べ物が気道に入り(誤嚥)、その時に一緒に入った細菌が気道内で繁殖することで発症します。
高齢者は寝たきりであったり、唾液があまり分泌されにくくなるので口腔内に雑菌が繁殖しやすくなっています。
また、咳き込む力も弱くなっているので誤嚥しても気道内に入ったものを出しにくいのも誤嚥性肺炎が発症しやすい原因です。
僕の祖母は食事以外はベッド上で過ごしていましたし、逆流性食道炎だったので食べた物を何度も吐き出していたので誤嚥して発症してしまいました。
ですが、僕をはじめとして家族は誤嚥性肺炎になるとつゆ知らず食事を口から出す祖母にちゃんとご飯を食べなかんよと食べさせていました。
今考えると食事を小さく刻んだりおかゆにして食べやすくしてあげれば良かったと思っています。
症状
一般的には、発熱・悪寒・頭痛・咳・からんだ痰等があります。
しかし、高齢者は免疫反応が弱く発熱しない場合があるので、呼吸数の増加や胸を触るとごろごろする(ラトリング)、食欲がなく元気がない等のさまざまな症状があるので注意が必要です。
誤嚥性肺炎の3つの予防法
予防法1
あごが上を向き、気管が開いている時に誤嚥してしまいます。
食事中は出来る限り座り、寝たきりの方もベッドのギャッジを上げて上半身を起こしましょう。
予防法2
口腔内が不衛生だと細菌が繁殖し、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。
口腔内のケアをしっかりと行い、残渣が残らないように水分を摂取しましょう。
口腔ケアは唾液を促すことも出来るので、唾液の分泌が少ない方には食事の前に行うと効果的です。
予防法3
食事形態が合っていないと誤嚥してしまいます。
僕の祖母はおかずが大きかったのでなかなか噛むことが出来ずにあまり飲み込むことが出来ませんでした。
こういった場合は、はさみや包丁で食べやすい大きさにカットして食べやすくしてから提供してあげて下さい。
まとめ
以上で「原因はこれだ!誤嚥性肺炎の知識と予防」を終わります。
熱が出て長引くようだと誤嚥性肺炎を引き起こしている場合が多いです。
日ごろから予防をして守ってあげて下さい。
後悔をしないケアが出来るように頑張りましょう^^
長々と読んで頂きありがとうございました!