【勉強会】記録を残すことの重要性・書き方【介護施設】

介護士になると毎日記録をしていると思います。

現に、僕は毎日約10人の記録をしています。

施設が従来型・ユニット型によって記録をする人数は変わると思いますが、記録をするのってちょっとめんどくさかったり大変ですよね。

でも、記録をすることは利用者さんの為だけではなく、僕たち自身の為でもあるのです。

記憶と記録を比較してご紹介していきます。

記録と記憶の違いって?

広辞苑より、

記憶:ものごとを忘れずに覚えておくこと

記録:のちのちに伝える必要から書き記す、また、その文章

とあります。

記憶とは個人だけのメモリーであり、徐々になくなります。

記憶は他人がいつでも見れるメモリーであり、なくなることが少なく過去に遡ることも可能です。

つまり、

記憶→本人のみ

記録→書き手、読み手の複数

が関わる物ということです。

記録の重要性

では、施設ではどうして記録を残すのでしょうか。

僕が働き始めた時に何度も言われたのが何か起きたら必ず「記録」を残すこと。

例えば、利用者さんが自分で転んで尻餅をついてしまった。外傷を確認するも特に内出血も出来ていない。何にもなってないし本人も痛がってないようだから大丈夫。後日、その利用者さんご家族に呼ばれて行くと利用者さんのお尻には大きな内出血が・・・。

こんな時に記録を残していると何があったのかすぐに分かりますよね。

他の職員にも伝達することも出来ました。

しかし、記録が残っていないと虐待だと思われてしまいますし、弁解しようにも今更記録を残しても信用してもらえません。

利用者さんが元気に暮らす為にも僕たちが安心して働く為にも記録って重要なんです!

他にも利用者さんが急に倒れてしまった!

救急車で運ばれる時に救急隊から倒れる前は何をしていましたか?と聞かれた時は必ず記録を渡します。

緊急時も記録を使うことになるのでこまめに記録は残しておきましょう。

記録の書き方

うるさいくらい記録と言いましたが、実際はどうやって書けばいいのでしょうか。

実は、記録には上手な書き方があります。

主観的な意見を除き、事実のみを記載することです。

例えば、テレビ体操に利用者さんが参加して楽しそうにやっていた。

・・・、これでは職員の主観が入っていて事実かどうかわかりません。

書き直すのであれば、○○様がテレビ体操に参加する。隣の方と話をしながら体操に取り組む。

と、事実のみを抽出して記載ましょう。

記録を上手に書くもう一つポイントは文体です。

文体には「常体」と「敬体」の2つがあります。

常体:文の最後が「~である」「~だ」という結びで終わる文体

敬体:文の最後が「~です」「~ます」で終わる丁寧な気持ちを表す文体

介護記録は常体を用い、過去形で記録を行います。

他にもポイントはいくつかありますが、少なくともこの2つを押さえておけば分かりやすい記録を書くことが出来ると思います。

記録を残しておいてよかったーと思う場面には何度も遭遇しましたので、めんどくさいですけど記録しておきましょう。

おわりに

これで今回は終わりたいと思います!

長々と読んで頂きありがとうございました!!

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