【介護士になりたい方へ】介護に向いている人材とは?

介護に向いている人はどんな人?

介護現場で求められる人材とはどのような人を想像しますか?

介護が出来る

仕事が出来る

この2つには大きな違いがあります。

介護現場に求められる人

介護現場では悲しいことに、正しい介護が出来る人より効率良く仕事が出来る人が求められます。

介護が出来る人は、施設から評価されますし家族や利用者さんにも好かれる人が多いですが、正しい介護は時間が掛かりますし、ある程度を妥協して仕事をしない限り時間が押してしまいます。

それに比べて仕事が出来る人は現場の職員から頼りにされますし、自分自身も早く仕事が終わるのでサービス残業や書類を作る時間も出来ますが、その代わりに介護が出来る人に比べてケアの質は落ちてしまうと思います。

どちらも出来ることが一番ですが、どうしてもケアの質を上げると時間が掛かりますし、早く仕事をこなそうと思うとケアの質が落ちてしまいます。

ここで重要なのが、現場では終わらなかった仕事を次の勤務の職員へ引き継ぐ為、時間内に仕事を終わらせることの出来る職員が必要なのです。

僕はこの理想と現実とのギャップに悩みましたが、結局完全に正しいケアを捨て時間内に仕事が出来るようになることを選びました。

また、様々な職業(リハビリ、看護師、相談員、事務員、厨房等施設ごとに異なる)で施設は成り立っているので、自分の仕事がやりやすいようにするだけでなく、他の職業の人にも仕事がやりやすいようにしなければなりません。

利用者さんやご家族もみえるのである程度のマナーや対応力、イレギュラーが起こりやすい仕事なのである程度の柔軟性も必要ですね。

実際の施設で評価された人

・・・いきなりですが問題です笑

高卒、介護学校卒(専門学校)、大卒、中途入社の4人のうち、施設から一番評価されたのは誰でしょうか。

僕は大卒という予想でした。程度のマナーもあり、自分で考えて行動出来ると思っていました。

しかし、予想とは裏腹に高卒の人が評価されました。

理由は、言われたことを素直にそのまま行動に移せるからです。

ある程度考えて行動するとなると、これは利用者が可哀想だからしない方が良いのではないか、こうした方が良いのではないかという自論が邪魔をしてしまいます。

先ほども説明したように、「仕事が出来る人」が求められます。

いちいち考えて時間が掛かってしまう人より、何時までにこの仕事が終わらせられる人でなければ周りの職員に迷惑を掛けてしまい疎まれてしまうのです

介護士になりたいのであればこの葛藤は捨てて下さい。

自分の家族を介護するのとは話は違います。

身内の介護をしていて興味を持ち介護をやってみようと思うのであれば、介護現場とかなりのギャップを感じてしまうと思います。

専門学校を卒業して介護福祉士の資格を持っている人でも、結局介護の知識があるだけで現場で使えるとは限りません。

むしろ、介護福祉士の資格を持っているから給料高い→なら私たちより早く現場を回せ!

このように、周りには思われるでしょう。

中途入社するなら即戦力を求められます。

新卒採用の人よりあまり教えてもらえることもないので、いきなり介護をするのであれば覚悟が必要です。

自分では介護が出来ているつもりなのに、と思う人は一度仕事が出来ているか考えて下さい。

正しい介護が出来ていても周りの評価は違う場合があります。

施設によって求められる人材は異なるかもしれませんが、現場では仕事が出来る人が一番評価されるのです。

おわりに

ここまでにしつこいくらいに仕事が出来る人材が介護に向いていると言いましたが、仕事の内容自体は難しくありません。

資格が無くてもだれでも始められるので、一度始めてみて、全く合わないなと思ったら辞めたら良いと思います(施設もたくさんあるので笑)。

向き不向きが大きく分かれる仕事だと思いますのでレッツトライです!

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