介護で気を付ける感染症~ノロウイルスの対応~

介護現場で気を付ける感染症~ノロウイルスやO157等の対応~

今回は「ノロウイルスの対応」についてご紹介します。

 

秋・冬は特に流行しますので、備えあれば憂いなしと言うように対応方法を知っておきましょう!

免疫力の低下している高齢者も一度感染すると大変危険です。

しっかりと対応出来るように日頃からイメージトレーニングをして下さいね。

 

 

それではご覧ください。

 



ノロウイルスの嘔吐物の処理

施設により対応方法は違うと思いますが、基本は同じだと思いますので参考程度に見て下さい。

 

ポイントは、

・処理をする職員が感染しないこと

・消毒を徹底し感染源を潰す

・いざという時の為に必要物品を準備しておく

 

以上を踏まえて、嘔吐が起きて嘔吐物の処理を終えるまでの手順はこちらです。

 

嘔吐物処理の手順

1.嘔吐物に吸水性のあるペーパーを掛け周りに人が近寄らないように声掛けを行う(その時の勤務者複数人で行うのがベスト)

 

2.マスク、ガウン、足袋、手袋を二重に着用する

 

3.新聞紙を使ってペーパーで覆った嘔吐物をかき集める

 

4.かき集めた嘔吐物に次亜塩素酸ナトリウム0.5%(当施設の場合)液を吹きかける

 

5.かき集めた嘔吐物を二重にしたゴミ袋に入れ、床に次亜塩液を噴霧しペーパーで拭き取り二重のゴミ袋に入れる

 

6.嘔吐物の入ったゴミ袋に次亜塩液を噴霧し、二重の手袋の外側一枚を汚染面を内側に丸めるように外して二重のゴミ袋に捨て内側のゴミ袋を縛る

 

7.ガウンを内側に丸めて二重のゴミ袋の外側の袋の中に捨て、足袋、マスクも同様に捨てる

 

8.ガウンが入っている側の袋に次亜塩液を噴霧する

 

9.ペーパーに次亜塩液を噴霧し、次亜塩液の入ったスプレー容器を拭き、手袋を内側に丸めてガウンが入っている側のゴミ袋に捨ててゴミ袋を縛る

 

10.ゴミ袋は隔離保管する

以上となります。

 

 

僕の施設はユニット型ですが、その利用者さんのベランダにゴミ袋を保管します。

手順が多く間違えやすいですが、これを間違えると感染源を増やすことになるので気を付けて下さい

 

また、嘔吐や下痢、発熱が続きノロウイルスの疑いがあれば該当の利用者さんを隔離します。

その後は医者からの判断を仰ぎ、指示に従って行動しましょう。

 

現場に遭遇するとかなり焦りますのでパニックにならないで下さいね笑

ノロだと嘔吐物がスプレー状に広がりますので見えている部分より広範囲を必ず消毒しましょう。

 

まとめ

以上で「介護で気を付ける感染症~ノロウイルスの対応~」を終わります。

 

以前、ノロ疑いの利用者さんが同じ日に3人くらい出てかなり大変だったのを覚えています笑

使い捨ての食器を使ったり部屋の掃除を徹底したり…まあ思い出したくないですね笑

 

看護士さんもてんやわんやでかなり揉めてました。

結局ノロじゃなかったんですけど、職員は職員でインフルエンザが流行って人手も足りず今では良い思い出です笑

 

長々と読んで頂きありがとうございました!!

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