【介護施設】家族の間違った利用者さんへの面会マナー

子供が施設にいる親へ、恩返しとばかりに世話を焼くことがあります。

しかし、本当にそれは両親の為になっているのでしょうか。

いくつか例を紹介しながら説明していきます。

間違った面会マナー

例① 差し入れ

施設に入所される前に親が好きだった物を差し入れする。

これは物によりますが、入所されてから食事形態が変わっている場合があります。

今までは固い食べ物をよく召し上がられていたとしても、施設では食事を刻んでいたり柔らかいものしか食べれなくなっていることがあります。

せんべいや飴を差し入れされても、誤嚥の危険があるので召し上がって頂くことは出来ないので、差し入れ前に必ず職員へ食事形態を確認をして下さい。

また、「これを食べると健康になるんです。」のように、子供が一方的に押し付けるのは親の迷惑になり兼ねません。

毎回牛乳を飲ませて排便を促すよう家族から言われたら、職員は断ることが出来ません。

しかし、利用者は牛乳が好きじゃないこともあります。

要望を押し付けるのではなく、施設に任せることをおすすめします。

例② 制限

「今日は疲れていると思うので体操はさせないで下さい。」

このように、家族が利用者の行動を制限することはすぐにやめて下さい。

一日のルーティーンで欠かせないものであったり、体操(仮に)に参加されることで他の利用者と話す場となっています。

また、一日体を動かさないと高齢ではすぐに筋力が弱ってしまいます。

リハビリの観点からも制限はしてはいけません。

食事に関しても、勝手に「これは食べさせないで。」と言われる場合がありますが、栄養士が食事のバランスを考えて作っていますので心配はいりません。

例③ 服

利用者が以前はオシャレだったとしても、ブランドの服ばかりで揃えてはいけません。

一人でまたは職員が脱ぎ着しやすい、させやすい服にして下さい。

ズボンであれば伸縮性のあるゴム製のもので、更に足元にチャックがついていて開閉できるタイプがベスト、上着であれば伸縮性があるのはもちろん、余計な飾りの少ない服を選んで下さい。

理由は服が着脱しにくいと途中で服が体の一部に引っかかり、着脱に時間が掛かって疲れてしまう他、転倒したり酷い場合では骨折することもあります。

オシャレも大事かもしれませんが、もし自分が親の立場だったらと考えることが大事です。

以上、3つの例を紹介しました。

まとめ

海外の介護は利用者本位で行いますが、日本の介護は利用者の家族本位で行われることがほとんどです。

家族が両親のことをほとんど知らないことも少なくありません。両親についてもっと知り、職員からも普段の様子を聞いて下さい。

知らないまま亡くなれば、一生後悔することになるでしょう。

後悔しないようにして下さいね!

拙い文章でしたが読んで頂きありがとうございました!!

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